変形性胸椎症のリハビリトレーニング

胸椎・胸郭の機能解剖学

12個の胸椎、12対の肋骨、1個の胸骨から構成される

胸椎・肋骨・胸骨

関節・靭帯

肋推関節・胸肋関節

胸郭の運動

肋骨の運動軸(ポンプハンドルモーション、バスケットハンドルモーション)

呼吸

吸気筋(横隔膜・肋間筋)

吸気筋(強制吸気筋)…斜角筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋、脊柱起立筋、大胸筋、小胸筋

呼気筋

胸郭の機能に影響を与える軟部組織

横隔膜・多裂筋、腹横筋、骨盤底筋群、

腰部骨盤帯のローカルシステム

(横隔膜、腹横筋、腰部多裂筋深層繊維、骨盤底筋群などで構成される腰部骨盤帯の安定に寄与するインナーユニット)、

腰方形筋、腹斜筋群、胸腰筋膜、斜角筋、腹直筋、上後鋸筋、下後鋸筋、長、短肋骨挙筋、胸鎖乳突筋、広背筋、

脊柱起立筋(棘金、最長筋、腸肋筋)、大胸筋、前鋸筋、腸腰筋

病態

椎間板や椎間関節の退行変性に伴って脊柱のalignmentに変化を及ぼし、様々な症状を呈するものがあるが、

胸椎は肋骨と肋間関節を形成しているため胸郭に症状が出現することが多い。X線では、胸椎椎体の骨棘形成や

肋堆関節のalignment変化などがみられる。

胸郭前方部の病態観察

肋骨リングの配列(第5肋骨リングのレベルにおいて凹凸状の不規則な配列が顕著に表れる。

→右外腹斜筋による強い牽引作用が考えられる。

胸郭背側面の病態観察

肋骨リングの回旋位の定着による肋堆関節への影響

→肋堆リングの回旋位の影響は肋堆関節の運動に影響を与える。

例えば第5肋骨リングが左回旋している場合は、左肋骨は後方回旋、

右肋骨は前方回旋位にある。左肋骨の後方回旋位の定着は呼気時に生じる

肋骨の前方回旋を妨げ、右肋骨の前方回旋の定着は、吸気時に生じる肋骨の

後方回旋を妨げる。

リハビリトレーニング

・腰部骨盤帯のローカルシステムに対するアプローチ

・外腹斜筋に対するアプローチ

・肩甲胸郭関節に対するアプローチ

・股関節に対するアプローチ

・腰筋へのアプローチ