変形性膝関節症(症状編)

こににちは、Adettoの森です。

前回に引き続き「変形性膝関節症の症状編」となります。

変形性膝関節症は初動時に著しい関節運動時痛・荷重時疼痛・運動制限・可能域低下・周囲筋の

筋力低下をきたします。

滑膜炎を伴うことも多く、関節水腫を呈します。FT関節やPF関節の疼痛・圧痛が特徴的ですが、

これに対する逃避性の代償動作により膝関節周辺の様々な部位にも疼痛を呈します。特に、

大腿直筋の緊張亢進による膝関節伸展モーメントの増大は、膝関節の各組織に種々のメカニカルストレスを

加え、膝周囲の疼痛増大をもたらします。

重症度分類としてKellgren-Lawrence grading scale(K/L分類)が知られています。

障害構造としては歩行、椅子からの立ち上がり、立位から椅子への座り込み、しゃがみ込み、階段昇降など

移動動作を主とする日常生活活動(ADL)が制限されます。

次回は、変形性膝関節症の原因の分類について記載したいと思います。