認知症の進行を遅らせたい方へ

 

・物忘れが増えてきた

・同じことを何度も聞く

・外出が減っている

・日常生活の動作が不安

先行・失認・遂行機能障害の症例

  1. 先行とは、脳の損傷によって引き起こされる運動障害の一種で、服を着ようとしても、ボタンを掛けられないなど、運動機能に問題がないのに日常的な動作が難しくなる症状です。
  2. 失認とは、鍵穴に鍵を差し込もうとしても、鍵穴の位置がわからないなど、視力に問題がないのに、目の前の物や状況の理解が難しくなる症状。
  3. 遂行障害は、包丁を使って食材を切れるが、手順を飛ばしたり、同じ工程を繰り返したりするなど、各動作はできるが、それを組み合わせて連続的・効率的な行動ができない状態の症状です。

先行症状

観念運動失行(パントマイム失行)

→日常生活では自然にできる単純な動作を、指示されるとできなくなる状態をいいます。

(例)

1.グーとパーはできるが、チョキが出来ない。

2.バイバイなど、手を振る動作が出来ない。

3.ドライヤーで髪を乾かすのに、ドライヤーを使えない。

観念失行(道具使用失行)

→物や道具の使い方、それらを使った一連の動作を正しい順序で実行することが困難になる状態をいいます。

(例)

1.ロウソクに火をつけれない。

2. お茶を淹れられない。

3.石鹸を使って手を洗えない。

リハビリメニュー

失語症(話す・読む・書くなどの言語機能が失われた状態)の場合

〇ゆっくりと短い言葉で話しかける。

〇混乱を生じさせない

〇非言語的コミュニケーションを用いる

〇何を言いたいのか推測しながら聞く。

失行(運動可能であるにも関わらず、目的に合った運動ができない状態)の場合

〇言語指示は控えめにする。

〇手を取り、誘導する。

失認(対象物を正しく認識できなくなる状態)の場合

〇半側空間無視がある場合で安全を確保するためには、非無視側からはたらきかける。

〇視覚失認がある場合は、聴覚や触覚を用いる。

注意障害(注意を適切に向けられない状態)の場合

〇集中力を保つために短時間で行う。

〇自ら声を出して行うように促す。

〇視覚理解で注意を喚起する。

〇集中しやすい環境を整える。

記憶障害(新たなことを覚えられない、記憶を思い出すことができない状態)の場合

〇集中力を保つために短時間で行う。

〇自ら声を出して行うように促す。

〇視解で注意を喚起する。

〇集中しやすい環境を整える。

遂行機能障害(物事を計画的に進めれれなくなった状態)の場合

〇情報を分けて1つずつ順番に行うように促す。

社会的行動障害(行動や感情を適切にコントロールできなくなった状態)の場合

〇行動する前に考える習慣をつけるように促す。

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